21世紀の世界を担う青少年の育成に向け、互いの国に関心を持ち、
訪問しあい、文化を学び、国際的視野を培う機会とするべく、
ドイツ・モンゴルとの国際交流を実施しています。
21世紀の世界を担う青少年の育成のため、国際的視野を培う機会とするべく、これまでインドネシア、パラオ、中国(内蒙古)、ドイツ、モンゴル国と多くの国の青少年との交流事業を行ってきました。こうした事業は、宮城県鳴子町(現大崎市)をはじめとした日本各地の団体や自治体から物心両面にわたっての応援に支えられてきました。「インドネシア子ども代表団」が毎回東宮御所において当時の皇太子ご夫妻(現上皇上皇后両陛下)と親しく謁見させて頂く栄誉をいただけたことは、特に大きな励みとなりました。現在は、モンゴル及びドイツとの交流が行われています。
1987年、文部省(当時)主催「日独青少年指導者セミナー」で大野理事長ルドガー・フォンディック氏と出会い、「ハーモニィセンター」と「ノルトラインウエストファーレン州シュタインフルト郡青少年局」との民間レベルの交流が1990年に始まりました。日本とドイツの青少年がお互いの国を行き来し、異文化を学び、国際的視野を育てることを目的とした交流事業で、現在、宮城県大崎市鳴子国際交流協会と連携し、隔年の受け入れ・派遣を行っています。派遣の際はホームスティを軸に、参加者の希望に沿った内容で進められます。受入れは、大崎市でホームスティをするほか、地方都市文化の体験や、ハーモニィセンターキャンプカウンセラーとの交流を通した東京の大都市文化の体験を中心に進められています。この交流から、日本とドイツをつなぐ仕事に就く者を多数生みだし、また、受け入れ活動に携わったカウンセラーは、一段と明るさが増し、自信に満ち、前向きな態度に成長するといったすぐれた研修機会となっています。
モンゴルの広大な大地で乗馬だけでなく、馬文化にふれ、大自然の中で逞しく生きる現地の人々との交流を実施しています。乗馬の初心者はもとより子どもから高齢者まで参加者は幅広い層に、モンゴルならではの体験をお届けしています。2009年からは、乗馬経験のある子ども達を対象とした「遊牧民生活体験ナーダム競馬」コースを実施(現在は実施していません)。毎年10人前後の子どもが挑戦し、3年目には40頭でのレースで1位を獲得するという快挙を成し遂げました。この事業に参加することも、国内でのポニー教室・ポニーキャンプに参加する子供達の活動の延長線上にある大きな目標となっています。また、トレッキングを行うだけでなく、1993年に学校が遠すぎて通えない大草原の子ども達のための「草原移動識字教室」を開始。ユートピア日本語学校を設立するなど、モンゴル国への教育支援活動も行ってきました。現在、ユートピア日本語学校は4年制の「モンゴル文化教育大学」に昇格し、乗馬交流ではこのモンゴル文化教育大学の学生が、乗馬指導から食事の世話一切までを担ってくれています。モンゴル国の教育に寄与することで、モンゴル国と深い信頼関係を築き上げているからこその交流ができていると言えるでしょう。
それまでのドイツとの交流をもとに、シュタインフルト郡ラッドベルゲン馬術連盟、軽乗連盟の協力を得て、「乗馬・軽乗」をテーマにした新たな交流を2012年3月に開始し、本格的な「軽乗」の練習を通じて現地チームとの交流を深める子ども向けのコースを実施しています。本場での軽乗を目の当たりにした衝撃と感動は大きく、ハーモニィセンターは「馬との触れあい方」という新しい世界に道を拓くこととなりました。初回は特別軽乗大会が企画され、子ども13人が3組に分かれて初中級レベルの競技に出場。2組が金賞、1組が銅賞を獲得する成果を上げました。ここで学び持ち帰ったものが、後に続く子ども達の新たな目標となっています。
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