伝えたいこと。
私たち牧場スタッフには子どもたちに伝えたいことがあります。
キャンプを通して、馬を通して伝えたいこと。
連続でキャンプに参加してる子たちは、やはり他の子と動きが違う。
もうある程度牧場のことも馬のことも知っている彼らは、知っていることを他の子たちに
伝える。その子たちは教えてもらったことをさらに他の子に伝える。
他の子に物事を教えているときの子どもは目がキラキラしている。
「どう?すごいでしょ?」と言わんばかり。
言われたことをやるのは、当たり前。
言われたことを出来ないのは、半人前。
言われず動けるのが、一人前。
私は子どもたちに一人前になってほしいと願う。
馬にまたがり、自分の意思を伝える。
簡単そうに見えてなかなか難しい。
馬に負けていたら、自分に負けていたら、そこからは何も生まれない。
私たちスタッフは、その背中を押してあげること。
子どもに自信をつけさせること。
やれば出来るということを伝えていく。
強い子になってほしい。
少しのことでも動じないような強い子に。
そして、どんどんいろんなことに挑戦していってほしい。
失敗したっていい。
成功は失敗があるから成り立つのだ。
失敗のない人間はそれ以上学ばない。
現状に満足する。
『成功』の反対は『失敗』ではない。
『何もしないこと』だ。
だからとりあえずでも、現状に満足せず、上を目指してほしい。
子どもは、あっという間に成長出来るのだから。
なかっち