宿泊学習
小学校での宿泊学習の思い出と言えば、、、ウォークラリー、キャンプファイヤー、友達との語り合い、夜中に先生に見つかり怒られる。(笑)
いろいろと思い出すことがあり、どれも忘れられない出来事である。
しかし、その思い出の中に「乗馬」が入る学校は、そう多くはないだろう。
先週の火曜日から金曜日まで、東京都にある「自由学園初等部」の五年生37人がポニー牧場に宿泊学習として訪れた。
緊張した面持ちの子供達。。。
馬の世話や馬房掃除はもちろん、乗馬だって初体験の子供達が多く、最初は馬と子供達の間にべルリン並の壁が・・・。
その壁を少しづつ登り詰め、乗り越えてきたのは二日目の乗馬で速歩を体験した当りだと思う。
「落ちそうになって怖かったけど、なんか面白い!!」
「速く走るスピードが気持ちよかった!もっと乗りたい!」
自分達がもっとたくさん馬に乗るためには、馬房掃除や馬装を速く終わらせる必要がある。
子供達は頭をひねる。どうしたら速くできるか・・・。
そうか、家族(この学校では班を家族と呼ぶ)や友達と協力すればいい!
乗馬技術だけなら誰でも練習すればうまくなる。しかし、それ以上に大切な「やる気・協力・集中力・タフさ」など子供時代に培わなければならないことを馬が教えてくれることを肌で感じた子供達。
帰る時の顔つきや態度は、来た時よりも一回りも二回りも大きく感じた。
今日牧場の郵便受けに一通の手紙が届いた。自由学園の子供の一人からだった。
内容を抜粋してここに載せたい。
○ムクさんの馬講義を受けて、
「このように馬やムクさん達から色々な事を学びました。最初は馬に関心は無かったけど、もっと学びたいと思いました。」
「牧場へいって一番心に残っていることは、タッチやスタッフの方が一生懸命教えてくれているということです。そしてよく乗せてくれたカールにも感謝します。僕はポニー牧場から帰りたくありませんでした。また、馬に乗る時はこの時の事を思い出します。なかっちが作ってくれたおいしいご飯のことも思い出します。いつまでも忘れません。」
子供達の心に響く指導をこれからも続けて行きたいと感じた。
↑届いた手紙にはムクさん講義でならった馬の目の絵が描いてありました。
記入者:こうちゃん